2023年2月6日に発生したトルコ地震の被災者支援のため、義援金を受け付けています。義援金は駐日トルコ共和国大使館(東京)を通じて全額を寄付いたします。

浅尾様よりNPOの活動状況について

特定非営利活動法人
エルトゥールルが世界を救う
浅尾竜介
(勉強会スタッフ)

勉強会「トルコを学ぼう」開催報告

 特定非営利活動法人エルトゥールルが世界を救うでは、日本とトルコの親交および二国間の通商の拡大を目的として、2015年3月より勉強会「トルコを学ぼう」を開催して参りました。映画公開から1年が過ぎましたことを機に映画の興行結果をご報告すると共に、この機会にこれまで開催いたしました勉強会の報告書(サマリー)として、ここに全12回の開催内容を記します。開催内容の更なる詳細レポートに関しましては、FaceBookの「NPO Ertugrul Members」をご覧ください。

 勉強会「トルコを学ぼう」は第12回を除き、麹町マーキュリールーム(クオリティソフト株式会社 東京本部 会議室)で開催いたしました。勉強会終了後には、たまな食堂提供のムスリムフレンドリー食材をいただきながら、参加者の懇親を深めていました。
今後も不定期ではございますが、日本とトルコ間の通商を育む目的で勉強会を開催したいと思います。開催に際してお声がけをいたしますので、是非ご参加ください。

勉強会開催サマリー

第1回「トルコの歴史と文化から学ぶ日土の友好」

日程:2015年3月11日(水)
講師:野中恵子氏
   トルコ研究家
   慶應義塾大学文学部非常勤講師
記念すべき第1回目は、40人以上が参加。
初回でもあり、親しみやすい観光的側面のお話からトルコへの理解を深めました。
画像を多用した視覚に訴える内容でした。

第2回 「旅で出会う、トルコの文化」

日程:2015年4月8日(水)
講師:岡田真帆氏
   株式会社サイクルズ・カンパニー所属
   ATA認定トルコ・デスティネーションスペシャリスト

第2回目はトルコ文化の理解が中心。ブルーモスクの尖塔が6本である理由など興味深い内容でした。ラマザンの実態に関して初めて知った方も多かったのでは。

第3回「トルコの経済」

日程:2015年5月13日(水)
講師:エミン・ユルマズ氏
   複眼経済観測所株式会社取締役
   TOKYO-MX「東京マーケットワイド」コメンテーター

初めて「経済」をテーマとしました。
トルコが生んだ天才、エミンさんはおそらく世界一「会社四季報」を読みこなす外国人。トルコ経済の現状と歴史的変遷についてお話いただきました。

第4回「トルコ人2000年の歴史」と「総選挙後のトルコ」

日程:2015年6月10日(水)
講師:エミン・ユルマズ氏
   複眼経済観測所株式会社取締役
   TOKYO-MX「東京マーケットワイド」コメンテーター

前回と同じくエミンさんからトルコ民族の歴史と未来について受講。
トルコ人と日本人は同じモンゴロイドで、生活習慣にも共通性がある「兄弟」と語られました。総選挙後のトルコの混乱も予見されましたが、「トルコはきっと良くなる」の言葉で終了。

第5回「写真がつないだトルコと私」

日程:2015年7月8日(水)
講師:天野恵利氏

「美しいイスラームの世界」写真家イスラム世界の美と文化を撮り続ける天野さんの写真を楽しむ時間となりました。
「アザーン」の曲を聴きながらナツメヤシの実をいただき、まさに五感でトルコを感じた夜。「ラマダーン(ラマザン)」の認識をさらに深める体験ができました。

第6回「商社マンが見たトルコとトルコ人、そしてビジネス」

日程:2015年9月9日(水)
講師:星野和三氏
   丸紅株式会社・環境インフラプロジェクト部シニアアドバイザー

日本人商社マンの視点から見たトルコの国民性は「グローバルでやる気のある逞しい国民」日本に対する印象は極めてポジティブ、東京をロンドン、ニューヨークと並ぶ流行発信地と認識。中東民主化のロールモデルとして期待される一方、世俗主義からの揺り戻しによる帝国回帰も懸念。

第7回「トルコにおけるビジネス」

日程:2015年11月11日(水)
講師:関仁氏
   SEKコンサルティング代表取締役

国際連合工業開発機関やトルコ投資促進機関でトルコへの投資を促進している立場からのお話。2008年の日本企業によるトルコ直接投資額は2億円。それが2013年には440億円と220倍に。GDP成長率、立地特性、国民性、人口構成、税制等、多くの点でトルコへの投資メリットを説明。

第8回「トルコと中東世界の現状」

日程:2016年1月13日(水)
講師:佐々木良昭氏
   経団連21世紀政策研究所ビジテング
   アナリスト

満を持して中東問題の論客である佐々木先生の登壇となりました。前日のイスタンブール爆弾テロはISにおけるトルコの利用価値の低下が原因であると。難民問題を機にトルコから欧州の危機が始まる可能性を指摘されました。

第9回「バハール社が進めてきた日土の貿易」

日程:2016年3月18日(金)
講師:ジャンダッシュ・アルハン氏
   株式会社バハール 専務執行役員・統括部長

初めて第一次産業がテーマ。トルコは中東・北アフリカ最大の農業生産・輸出国(EU・米国向)。農業生産高は2002年に240億米ドル→2010年は620億米ドルと大幅増(GDP構成比8.1%)。東京オリンピックに向けて、イスラム圏の食品認定。
「ハラール認定」の理解・運用の検討が必要と。

第10回「通商国家トルコの未来」

日程:2016年5月20日(金)
講師:夏目美詠子氏
   一般財団法人国際貿易投資研究所  
   (ITI)客員研究員

日本とトルコのGDPに占める輸出依存度は、両国とも主要国平均(30%弱)以下。
欧州では「自国の領土や資源を防衛する軍事力を持つ一方、周辺国と平和な経済的共栄を展開する」。
現在のトルコの課題は「新興国との競合」「ハイテク化遅延」「生産拠点だけの価値」。

第11回「日本におけるキリムの過去と未来」

日程:2016年7月12日(火)
講師:ハーカン・カラール氏
   株式会社アララット・インターナショナル
   青山キリムハウス

久しぶりに文化をテーマとした勉強会。日本の富裕層に人気のキリムをテーマとしました。キリムは中央アジア遊牧民の折り畳み可能な羊毛敷物。毛足の長いペルシア絨毯と異なり、平織。元来、生活必需品であったが、20世紀初めには美術価値が認識され、商品生産開始(ニューキリム)。

【特別講座】「医学薬学の父ガレノス生誕地世界遺産ベルガマ ここから始まる未来への期待」


日程:2016年9月29日(木)
講師:NPO日本ガレノス協会 後藤香織氏
   ベルガマ市長 メフメト・ギョネンジ氏
   イズミル開発機構 広報外交部長 ナズル・カユ氏

日本ガレノス協会との共催で医薬学の父ガレノス&イズミル郡&ガレノス市のPRイベント実施。ガレノスを輩出したベルガマ市の遺跡と文化、について多くの情報が提供。イズミル郡からは国際投資に関する税制優遇や港湾施設、主要産業についてPR。

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